学資保険を途中で解約すると手数料がかかってしまうもの?
学資保険は満期になるまで給付金を受け取ることはできません。
途中で受け取ることができるお金はあらかじめ決められた金額になっていますが、これも所定の期間の保険料を全て払い込みました、ということが前提になっています。
早い段階で払い込み済みにしておくこともできますが、通常は毎月いくらか保険料を払い続けることになります。
ところが、子供のためにと思っていたのに、急に出費が重なってしまったら、学資保険などの保険を解約して、資金を捻出することがあります。
本来なら満期まで待ってから、返戻金をもらうわけですが、そうではなく途中で解約するということになります。
途中で解約すると当然ですが、満期でもらえるはずだった学資金はもらえなくなります。
それどころかもっと低い解約返戻金しかもらえない場合があります。
さらにひどいときには、全く解約返戻金がないといったこともあるわけです。
これは解約時に手数料がかかっているわけではありません。
解約返戻金が全くないというときには、それは積み立てた保険期間が少なかったか、医療保障や育英年金などの保障を手厚くしていたために実際には、返戻率が100%を割っていたという場合です。
返戻率が100%を割っているということは、最後にもらう満期学資金もかけていた金額よりも少ない金額になって支払われます。
ただ、保障の部分を厚くしていたために、元は取れていると考えるようにしてください。
通常の学資保険を途中で解約した場合に、お金が戻ってくる年数はだいたい7年くらいが目安だと言われています。
7年以上保険料を支払っていると、たいていの場合はお金が戻ってきます。
しかし、学資保険は途中で解約することが前提になっている保険ではありません。
できれば、最後まで保険料を支払った上で、お祝い金や満期学資金をもらうようにしたいものです。
そのためには、子供を含めた家族全体の計画的な人生のお金の計画を実行していかなければなりません。